先日、3歳児と一緒に、おうちで簡単に餅つきを楽しみました。
実は、炊飯器と100均のすりこぎがあれば、手軽に餅つきができます。
今回は、
- もち米を蒸さずに炊飯器で炊き、
- ボウルとすりこぎでつくだけ
という、超簡単な餅つきに挑戦。
実際に3歳児と一緒にやってみた体験をレポートします!
「子供とお餅作りを楽しみたい」
「準備や手間はどれくらい?」と気になる方の参考になればうれしいです。
お餅を食べさせるのは早くて3歳以降、もう少し安全にいくなら5歳以上が目安です。
以下の点に注意しながらあたえましょう。
・水分を摂ってのどを潤してから食べる
引用:公益社団法人 日本小児科学会「食品による窒息 子どもを守るためにできること」
・一口にたくさん詰め込まない
・良く噛んで食べているか、一口ずつ嚥下できているか、確認しながら与える
・一口量を自分で調節できない子どもには、無理なく口に入るサイズにちぎってから与える
炊飯器でお手軽!餅つきの準備と手順
炊飯器でできるお手軽餅つきは、
準備も手順もシンプルです。
必要な材料と道具

【材料】
- もち米…2合(作りたい量に応じて)
- 水…もち米を炊くため
【道具】
- 炊飯器(もち米を炊く用)
- ボウル(すべり止め付きがベスト。アルミかステンレス製が安心)
- すりこぎ(100均で購入可。杵の代わりに使用)
- しゃもじ(混ぜるときに便利)
- 米粉or片栗粉(くっつき防止用)
炊飯器での餅つきに必要な材料は、たったこれだけ。
もち米1に対して同量の水で炊くと、やわらかめで子供にもつきやすく、食べやすいです。
しっかりしたお餅にしたい場合は水を0.8くらいに少なくします。
ボウルはすべり止め付きのものを選ぶと安定して作業しやすくなります。
「ぺったんぺったん!」と力いっぱいつくので、ガラス製よりもアルミ製のほうが安心ですよ。
もち米の炊き方

- もち米を洗う
- 炊飯器にセットする
- おこわごはんを炊くときの水分量でセット
- 「おこわモード」で炊く(※通常の炊飯でもOK)
浸水時間について
浸水は、特にしなくても、問題ありません。
水加減について
水加減は「おこわモード」の目盛りに合わせました。
本来は水分少なめのほうがつきやすいのですが、今回は3歳児が食べやすいよう、あえて「やわらかめ」に仕上げることに。
「おこわモード」がない場合
「おこわモード」がない場合、通常の炊飯コースでいつも通り炊くだけでOKです。
実際にやってみた!3歳児との餅つき体験レポ
炊飯器でもち米が炊き上がったら、いよいよ餅つきスタート!
炊けたもち米を、ぬらしたボウルにあけます。
最初は「洗い物を減らしたいな」と思い、炊飯器の内釜のままつこうとしましたが、3歳児が熱い部分に触れてしまいそうだったため、急いでボウルに移動しました。
横着しようとしてごめんね、息子…。
①まずはすりこぎでペースト状に
炊きたてのもち米は、まだ粒がしっかりしているので、
最初はすりつぶすように「ぐるぐる混ぜる」ことからスタート。
ボウルが動かないように、しっかりおさえます。
②ぺったん!ぺったん!餅つき開始
ある程度まとまったら、いよいよ本番です。
すりこぎで「ぺったん!ぺったん!」とリズムよくついていきます。
3歳児も楽しそうに挑戦します!

びよーんとのびて、お餅らしくなってきました!
お餅をつきはじめて5分後、まだご飯のつぶは残っていますが、だいぶお餅らしい見た目になってきました!

さらに10分ついていくと、なめらかなお餅になりました!
「お餅の味になってきたよ〜!」
と、奥ですっかり餅つきに疲れて「味見専門」になった息子が教えてくれます。
③餅つきにかかった時間は…約30分!
最終的に、わたしがほぼメインでつくことになり、合計30分の餅つき作業に。
2月でしたが、トレーナーを脱いで、暖房をとめるほどの運動量でした…。
3歳児は開始20分ほどで飽きてしまい、途中からは「味見係」に。

大きなお口で味見にいそしむ息子。
すっかり薄着になって必死に餅をつく母を見て、
「お餅をつくるのって、たいへんなんだねえ」
と、食べものをつくる大変さを学んでいました。
④米粉をまぶして、丸める
お餅をつき終わったら、米粉を広げておいたバットの上に餅を移動させます。
米粉(または片栗粉)をまぶすと手につかないので、まるめやすくなります。

あわてて撮った1枚。
後片付けは簡単!意外とラクに終わりました
餅つきは思っていた以上に大変でしたが、
後片付けは意外とラクでした!
ボウルとすりこぎは水につけておくだけ
餅がくっついたボウルやすりこぎは、お湯につけておけばスルッととれるので、ゴシゴシこする必要なし。
水ではなく、お湯につけてやわらかくしてから落とすのがポイントです。
炊飯器の内釜も、ぬるま湯でスッキリ
炊飯器の内釜も、ぬるま湯を張って少し置けば、もち米のこびりつきが簡単に取れます。
手作り餅をもっと楽しむ!おすすめのアレンジレシピ
3歳児にオススメの、甘さひかえめのお餅アレンジレシピを紹介します!
3歳向け餅レシピ①きなこもち

- きなこ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2(大人の場合は大さじ1)
【作り方】
きなこと砂糖をよく混ぜてお餅にまぶす
3歳児のきなこ餅は、少し砂糖少なめのレシピで作りました。
大人の場合はきな粉と砂糖を1:1の割合にするのが美味しいです。
3歳向け餅レシピ②おしるこ
- あんこ 50g(大人の場合は100g)
- 水 100ml
【作り方】
①あんこと水を耐熱容器に入れ、
600wのレンジで様子を見ながら1分程度温める
②よくかきまぜてからお餅を入れる
大人の場合はあんこと水を1:1の割合にするのが美味しいです。
炊飯器餅つきは食育につながる!
今回、3歳児と一緒に炊飯器で餅つきをしてみて、「いい食育になった」と感じました。
①お米が「もち」に変わる過程を体験できる
普段食べているお米ともち米の違いを実際に見て、触れて、変化を楽しめるのは貴重な経験です。
「お米ともち米はちがうの?」
「お米でもお餅はつくれるの?」
など、毎日食べているお米にも、好奇心がむくむくと広がります。
炊く前のもち米は小さくて固いのに、炊くとふっくらやわらかくなり、さらに「ぺったん!」とつくことで、なめらかなお餅に変わる様子に、3歳児も興味津々でした。
「お餅はもち米からできてるんだよ!」
と夕方遊びに来たじいじに早速教えてあげていました。
②「食べ物を作る大変さ」を知る
実際に餅をついてみると、大人でも腕が疲れるほど大変!
「お餅って、作るのにこんなに時間がかかるんだね」と実感できたことも大きな学びでした。
ぜえぜえはあはあ餅をつく母を見て、
「お餅屋さんも、こうやってがんばってお餅をつくってくれているんだねえ」
と、お餅屋さんにしみじみ感謝をしていました。
③自分で作ったものを食べる喜び
餅つきを楽しんだあとは、自分でついたお餅を、とっても嬉しそうに食べていました!

3歳児にとっては「お餅ってこうやって作るんだ!」という発見と、
「自分で作ったものっておいしい!」という成功体験になったようです。
食べ物ができるまでの工程を知ることで、「食べること」への関心が深まります。
炊飯器餅つきは、手軽にできる楽しい食育のひとつだと感じました。
まとめ:炊飯器での餅つきは3歳児でも楽しめる!
炊飯器での餅つき、とっても大変でしたが楽しかったです!
今回、おうちで餅つきをするきっかけになったのは、
「ばばばあちゃんのおもちつき」という絵本です。

この絵本には、炊飯器を使った餅つきの方法が載っているんです。
「お餅つきっておうちで意外と簡単にできるんだね」
「やってみたいね!」
ということで、今回おうち餅つきに挑戦することになりました。
実際につくってみると、準備は簡単でしたが、餅をつく作業は大人ひとりだと大変です。
ただ、小学生以上の子供ならもっと戦力になりそうですし、大人がもう一人いれば、負担もぐっと減ると思います。
「家で餅つきは大変そう…」と思っている方も、炊飯器を使えば意外と手軽にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
楽しくて美味しいお餅つき、冬休みや春休みのお家時間にもオススメです!
おうちで気軽にできる食育体験なら、親子でぬか漬けに挑戦するのもおすすめ!
最近は息子と一緒に野菜を漬けて楽しんでいます。
野菜が苦手な子でも食べやすくなるので、とってもおすすめですよ!
コメント