「あと5分でおしまいだよ」と声をかけても、なかなか遊びをやめられない…。
朝の支度が全然すすまない…。
そんな悩みがあったわが家で大活躍しているのが、「時っ感タイマー」です。
わが家では、タイマーをとりいれてから、遊びの区切りや、朝の支度がスムーズになりました。
時っ感タイマーなら、数字がわからない3〜4歳の子どもでも「あとどれくらい」が感覚でわかるからです。
この記事では、3歳児と時っ感タイマーを使ってみた実体験をもとに、
- うまく使うコツ
- わが家での活用アイデア
- 3歳児が使うメリット
をくわしく紹介します。
「子どもが時間を守れるようになってほしい」
「ぐずらずに遊びを終われるようになりたい」
そんな方の参考になればうれしいです。
▼軽くて持ち運びに便利。
残り時間が目でみてわかる「時っ感タイマー」

▼アナログ時計つきで時計の勉強もできる!
「時っ感タイマー時計プラス」

時っ感タイマーと時計プラス、どっちを買おうか迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。
特徴や違いを比較表つきでまとめています。
時っ感タイマーでイヤイヤ期がラクになった4つの工夫
時っ感タイマーの効果的な使い方と4つのコツは次のとおりです。
- 短い時間で区切るのがコツ!集中力もアップ
- セットする前に「今から始めるよ」と声かけする
- 「あと何分?」と聞くと、子どもが自分で時間を意識できる
- タイマーが鳴ったら終了。例外をつくらないルールが大切
わたしが時っ感タイマーをつかいはじめたのは、息子がイヤイヤ期真っ最中の2歳ころ。
時っ感タイマーのおかげで、イライラが半減しました…。
実際に2年間つかってみた体験談をふまえてご紹介します。
①短い時間で区切るのがコツ!集中力もアップ
時っ感タイマーを使うときは、
長い時間をまとめてセットするより、短く区切ってセットするほうが効果的です。
たとえば「あと30分で出発だよ」と30分まるごとセットするよりも、
- 朝ごはん:15分
- 着替えなど支度:15分
というふうに、ステップごとにわけてセットするほうが、
小さな子どもにはわかりやすいです。
小さなステップに分ければ達成感が得られるため、やる気も続きます。
わが家では、
- 朝ごはん:20分
- 朝の支度:30分
にタイマーをセットしていますが、
支度はだいたい15分ほどで終わるので、残り時間は「ごほうびタイム」にしています。
出発前のフリータイムとして、自由に遊べる時間を用意してあげることで、
息子は「早く終わらせてたくさん遊びたい!」と、朝の支度をがんばるようになりました。
タイマーをセットしたけど、「朝の支度がすすんでいない」と感じたら…
3歳くらいだと、準備の途中で集中力がきれて遊びはじめてしまうこともありますよね。
歯磨きをしていたはずなのに、突然しずかになって、ぱしゃぱしゃ遊んでいる音が聞こえる…
そんなときは、「あと20分もあるよ!今日はたくさん遊べるんじゃない?」
と声をかけます。
すると、朝の支度中だった!ということをはっと思い出し、
「そうだね!急いで着替えするぞ〜!」
と、気持ちを切りかえて動き出してくれます。
つい言いたくなってしまう「早くしなさい!」はぐっとのみこみましょう。
大人の指示は、イヤイヤ期発動のスイッチです。
急かすよりも、ポジティブに、時間を意識するような声かけをしましょう。
②セットする前に「今から始めるよ」と声かけする
時っ感タイマーをセットするときは、
必ず「これから○分はかるよ」と声をかけてからスタートします。
遊んでいる時間を区切るときは、特に声かけが大切です。
スタートの声かけをするさいは、次の予定もセットで伝えるのがポイント。
たとえば、
「これから15分はかるね。タイマーが鳴ったら、ごはんを食べようね」
というふうに。
子どもがタイマーのセットにあまり乗り気でないときは…
タイマーのセットすらもイヤイヤ〜!の日に使う小技を2つ紹介します。
①文字盤で数字を一緒に探してもらう
「15ってどこだっけ?」と聞くと、
「ここだよ!!」と張りきって教えてくれます。
そのままの流れでセットをお願いするのもいいですね。
②時間を選ばせる
「13分にする?15分にする?」と
選ばせてあげるのも効果的です。
実際にわが家でも、
「13と15、どっちが多いかな?」と一緒に考えて、
息子が「15だ!」と決めることが多いです。
「多い方の時間を自分で選んだ」と思うとたくさん遊べた気持ちになるようで、
タイマーが鳴ったあとも満足そうな顔で、遊びを自分からおしまいにできます。
このとき、ポジティブな声かけも意識しています。
「15分だけだよ」ではなく、
「15分もあるよ!たっぷり遊ぼう〜!」
とスタートすると、息子もニコニコして、気持ちよくタイマーを受け入れられるんです。
親が勝手に決めた約束を守らせるのは、
子どもにとっては「自分の約束」にはなりません。
では具体的にどうするのか。
タイマーをセットするところから、子ども自身も参加させるんです。
そうすることで、タイマーが鳴ったときに
「自分で決めたことだしな」と、すんなり遊びを区切れるようになります。
③「あと何分?」と聞くと、子どもが自分で時間を意識できる
朝の支度がなかなか進んでいないと感じるときや、
「あと5分でタイマーが鳴るけど、遊びをやめるのを嫌がりそうだな」と思うときは、
「あと何分かな?」と子どもに聞いてみるのがおすすめです。
- 「時計が見えないな〜、あと何分?」
- 「ママの準備が終わらない〜!あと何分か教えて〜!」
といった感じで、頼るように声をかけると、
子どもも嬉しそうに教えてくれます。
あたかも子どもが自ら残り時間を確認したかのように、自然に時間を意識させるのが、イヤイヤを回避する秘訣です。
そして、教えてもらったあとに、
「まずい!準備終わらない〜!急げ〜!」
と、急いだ雰囲気でリビングに駆け込むと、
息子もつられて「わあ!いそげ!」とやる気を出すので、支度がぐんとすすみます。
時間を聞くときは、「教えてください〜!」というスタンスで聞くのがポイント。
「時計を見て自分で考えなさい」という気持ちで上から目線で聞いてしまうと、
- 「わからない!」
- 「遊び終わるのイヤだ!」
と、子どもが不機嫌になりがちだからです。
まだ数字が読めないときはどう関わる?
数字が読めない1〜2歳のころは、わたしのほうから、
「あと5分だよ〜」「あと2分〜」とカウントダウンしていました。
細かく区切って声をかけることで、「もうすぐおしまいの時間だ」と子供も心の準備ができるようで、ぐずりにくくなります。
遊びの時間はとくにそう。
遊んでいる間、子どもの頭の中では次はこれをやって、あれをやって…と計画があるんです。
大人でも、とつぜん、
「はいおしまい、時間です。」
と声をかけられたら、
「残りの時間でこれもやろうと思ってたのに!」
とぐずりたくなってしまいますものね。
④タイマーが鳴ったら終了。例外をつくらないルールが大切
遊び時間を区切るためにタイマーを使うときは、
タイマーが鳴ったら、必ずすぐ終了することが大切です。
ここで例外をつくらないのが、ぐずりを防ぐポイント。
いっしょに遊んでいるときも、
残り2〜3分になったらすぐに終われる遊びに切りかえるようにしています。
(たとえば、ごっこ遊び、線路を走る遊び、おままごと など)
区切りが悪いときはどうする?
ただ、どうしても区切りが悪いときもありますよね。
たとえば、
- あとパズル1ピースではめるだけ
- 絵本があと3行で読み終わる
こんなときは、10秒以内で終わるならOKにしています。
それ以上かかりそうなら、「もう時間だね」ときっぱり終了。
ポイントは、親が「タイマー鳴ったね!」と言いながらその場を離れること。
親がいつまでも遊び場所にいると、子どもも気持ちを切りかえにくいんです。
タイマーを使い慣れてきた3歳ころ、
息子がパパと遊んでいるときだけ、タイマー終了後にぐずることがありました。
(わたしと遊んでいるときはぐずらないのに…)
観察してみると、夫はタイマーが鳴ってから、
「あと1回だけやったら終わりにしよう」
と声をかけていたんです。
でも「あと1回」が、遊びの内容によって長くなったり短くなったりするため、
息子の中で「パパのときは、タイマーが鳴ってもまだ遊べる」と誤って学習してしまっていました。
そのため、パパに「タイマーが鳴ったらすぐ終了。例外なし!」のルールを共有。
すると4歳になった今では、息子自身が
「鳴ったからおしまいにしよう!」
と言うほど、スムーズに切りかえられるようになりました。
【シーン別】時っ感タイマー活用アイデアまとめ
ここからは、
わが家で実際に時っ感タイマーが活躍しているシーンを紹介します!
日常生活のいろんな場面で使えるので、参考になればうれしいです。
年少さんの朝のお支度がスムーズに!タイマー活用法
朝はバタバタして、つい「早くして!」と声をかけがち。
するとお互いイライラして、ますます準備がすすまない…なんてこともありますよね。
タイマーがあれば、のこり時間がひと目でわかるので子どもも「急がなきゃ」と自然に意識できます。
口うるさく言わなくても、自分から動けるようになりますよ。
ごはん・お風呂前の「あと少し遊びたい」に
楽しい遊びの途中で「おしまい!」と言われると、イヤイヤが発動しがちな2〜3歳。
そんなときも、タイマーが大活躍です。
「タイマーが鳴ったらお風呂だよ」と次の予定を伝えておくと、子どもも心の準備ができます。
時間が減っていくのを目で確認しながら、遊びから次の行動へ気持ちよく切り替えられるようになります。
お片づけもイヤイヤしない!時間を区切るコツ
おもちゃのお片づけも、タイマーを使うとゲームみたいになります。
集中して、楽しくお片づけができますよ。
時間が長いと疲れてしまうため、4歳になりたての今は2〜3分にセットしています。
「タイマーが鳴るまでお片づけしよう」と声をかけて、スタート!
制限時間があると、息子はいつもより張り切ってお片づけしています。
タイマーが鳴ったら、片付いていなくてもひとまず終了。
息子はまだ4歳になったばかりなので、かんぺきにきれいな部屋を目指すというより、遊んだあとはお片づけを習慣づけるくらいの気持ちでおこなっています。
ママの仕事や家事もスムーズに!時間が見えれば子どもも待てる
わたしが在宅で仕事をするときや、たまった家事を片づけたいときにも、時っ感タイマーは大活躍しています。
「ママ、ちょっとお仕事するね」と伝えるだけでは、
子どもは「いつまで?」「いつになったら遊んでくれるの?」と不安になり、ぐずってしまいがち。
そんなとき、時っ感タイマーをセットして、
「ママ、30分だけお仕事するね。
緑の面が全部なくなってタイマーが鳴ったらおしまいにするから、そしたらいっしょに遊ぼう」
と伝えると、時間が見えることで見通しが持てるため、ぐずらず待てるようになります。
ただしタイマーが鳴ったらかならず「仕事をおしまいにして遊ぶ」お約束を守るのが大切です!
鳴ったらかならず遊んでくれるという安心と信頼があるからこそ、子どもも「待つ」のができるようになります。
3歳児が時っ感タイマーを使うメリットとは?
時っ感タイマーを取り入れて約2年。
わが家では、想像以上にたくさんの「うれしい変化」が見られるようになりました。
ここからは、実際に感じた効果を詳しく紹介していきます。
時っ感タイマーで時間感覚が育った!
時っ感タイマーを使い始めて、いちばん驚いたこと。
それは、外遊びなどタイマーを使わない場面でも、「あと10分」「あと5分」と声をかけるだけで、ぐずらずに遊びを終われるようになったことです。
この変化が見られたのは、ちょうど3歳ごろ。
イヤイヤ期が落ち着きはじめたタイミングでもありましたが、時っ感タイマーを使い始めて1年ほど経ったころでした。
これは私の予想ですが、息子の頭の中で「時っ感タイマーのイメージ」ができあがり、残り時間の感覚を自然とつかめるようになったのではないかと思っています。
時っ感タイマーを繰り返し使うことで、自然と「時間を意識して動く習慣」が身についてきたと感じます。
ぐずり対策にも効果あり!親子でストレス減
時っ感タイマーのいいところは、まだ数字が読めない子どもでも、「あとどれくらい」がパッと見てわかること。
残り時間が緑の面で表示されるので、ひと目で「もうすぐ終わりそうだな」と感じ取ることができます。
親が「あと〇分だよ!」と何度も声をかけなくても、タイマーを見るだけで自分で「もうすぐだ」と意識できるようになります。
2〜3歳のイヤイヤ期はもちろん、4歳以降の「ママに言われたくない、自分でやりたい!」という時期にもぴったり。
また、親から「もうおしまいだよ」と直接伝えると、「え〜!もっと遊びたかった!」と不満が出やすいですが、
タイマーが鳴ると「もう鳴っちゃった〜!」「もっと遊びたかったね!」と、
“ママももっと遊びたかったのに、タイマーが鳴っちゃったからおしまいだね”というていで、子ども側の気持ちに共感できます。
時っ感タイマーが「おしまいの合図」になってくれることで、親子のバトルもぐんと減りました。
まとめ:時っ感タイマーはイヤイヤ期の2〜3歳にこそオススメ!
時っ感タイマーをつかうようになって、朝の支度も遊びのおしまいも、ずいぶんラクになりました。
時間の感覚がつかめるようになると、子どもも「自分で区切る力」が育っていくんだな、と感じています。
- 短い時間で区切ってタイマーセット
- セットする前に声をかけて、「子ども中心」を意識する
- 子どもが自分で時間を意識するための声かけ
- 親子で「タイマー=おしまい」のイメージをそろえる
わが家は、時っ感タイマーのおかげで「まだ遊びたい!」「いやだ!」とぶつかることが減り、
スムーズに次の行動にうつれるようになりました。
年少さんは、自分の気持ちをうまく言葉にできず、どうしても感情が爆発しやすい時期。
そんなとき、時っ感タイマーのような「視覚でわかる仕組み」があると、ぐずりやイヤイヤがスムーズに切り替えられることがあります。
わが家の年少育児にとっても、心強い味方になってくれたアイテムです。
「朝の支度がバタバタして大変」
「遊びの切り上げに毎回ぐずる」
そんなお悩みがあるなら、ぜひ一度、時っ感タイマーを取り入れてみてくださいね。
お子さんとの毎日が、少しでも穏やかでたのしいものになりますように。
▼軽くて持ち運びに便利。
残り時間が目でみてわかる「時っ感タイマー」

▼アナログ時計つきで時計の勉強もできる!
「時っ感タイマー時計プラス」

▼時っ感タイマーと時計プラスで迷っていますか?
こちらの記事を読めば、どちらを選べばいいかわかります。
▼コスパ重視の方はこちら。
時っ感タイマーと類似品を、実際に使ってくらべてみました!
▼幼稚園後のイヤイヤが大変なとき期に、役立った「声かけ」や環境づくりの工夫をまとめています。
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