トイトレがほぼ完了して、日中はパンツで過ごせるようになった3歳ごろ。
それでも、外出となると「失敗したらどうしよう」と心配になりますよね。
わが家も、トイトレ完了期に入ってからも外出時のおもらし対策は続けていて、「備えておくこと」が親子の安心につながると実感しています。
この記事では、3歳息子と外出する中で「これはあってよかった!」と思った必需品4つと、外出中のおもらしを防ぐために実践している5つの工夫をご紹介します。
トイトレ完了期のおでかけに!3歳ママのリアルな必需品4選
年少さんの息子はほとんどトイトレが完了していますが、それでも「もしも」のときのために、外出時は必ず持ち歩いているものが4つあります。
- 折りたたみ補助便座
- トイレトレーニングパッド
- パンツは二重ばき
- ペットシーツ
すべてわたしのリアルな必需品です。
それぞれの便利なポイントを解説していきますね。
①折りたたみ補助便座|外出先の「トイレこわい」対策に
トイトレを始めた年少の春ごろ、息子は大人用のトイレを怖がって、外で排泄ができませんでした。
ですが、子ども用のトイレがある場所は限られていて、毎回探すのもひと苦労。
そこで購入したのが、折りたたみ式の持ち運び用補助便座です。
わたしが補助便座を選ぶときに重視したポイントは、以下の2つでした:
- 丸洗いできて清潔に保てること
- 軽くてコンパクト、リュックに入るサイズ感
実際に使ってみて、どこでも安心してトイレに誘えるようになり、買ってよかったと思っています。
とくに、公衆トイレの衛生面が気になる場面でも活躍しました。
補助便座があったおかげで、息子も少しずつ外のトイレに慣れ、今では大人用も使えるように。
もし購入を考えているなら、リーズナブルなものを選ぶのがおすすめです。
行ける場所やお出かけ先の選択肢が広がって便利なアイテムですが、使った期間は半年ほどと短かったからです。
▼補助便座と、台がセットになったお得な商品です。
②トイレトレーニングパッド|“念のため”の安心アイテム
頻繁には使わないけれど、いつもバッグに入れている“お守りアイテム”が、トイレトレーニング用のパッドです。
これはパンツに貼り付けて使うタイプで、完全に吸収してしまわないのがポイント。
少し濡れる感覚が残るので、子ども自身も「出ちゃった」と気づきやすく、トイトレ中にぴったりです。
トイレにすぐ行けないときの“お守り”として
たとえば…
- 車の中で「トイレ!」と突然言われたとき
- 土日のショッピングモールでトイレが混雑していたとき
- 公園などで、すぐにトイレにたどりつけないとき
このような場面では、パンツを少しずらして上からパッドを差し込むだけで対処できます。
トイトレ用パッドなら、ふつうのオムツとちがって、ズボンを全部脱がせる必要がないのがポイント。
周囲の目が気になる場所でもサッと対応できて助かっています。
先日も公園からの帰り道、息子が「トイレに行きたい」と言ったので、急いで家に向かっていました。
そんなときにかぎって、赤信号につかまってしまい…。
「もう漏れるー!」と泣き出しそうな息子に、
「大丈夫!5秒だけがまんして5〜4〜!」
と数えながら大慌てで木陰に移動し、さっとパンツをズボンごと下げてすぐにトイトレ用パッドを差し込み、ことなきを得ました…。
緊急で必要になる場合が多いため、すぐ出せるようにリュックの前ポケットに、チャック付き保存袋にいれて持ち運んでいます。
普通のオムツとのちがい|パッドならではのメリット
普通の紙オムツだと、完全にズボンを脱がないと交換が難しいのですが、
このトイトレ用パッドはパンツの中にセットするだけでOK。
あえて吸収力が強すぎない設計なので、トレーニングの妨げにもなりにくいんです。
トイトレ用パッドを使用していても、見た目はパンツなので、息子のプライドも守れます。
「もう年少のお兄さんだからオムツはいや!」と言う息子も、
トイトレ用パッドなら、「パンツだけのほうが涼しいのに…」と文句を言いつつも、使わせてくれます。
万が一の備えとして1~2枚カバンに入れておくだけで、外出中の「困った!」に余裕をもって対応できるようになりました。
③パンツは“二重ばき”で安心感アップ
トイトレがだいぶ進んできた今でも、わが家ではパンツを二重にする工夫を続けています。
やり方はとてもシンプル。
- 肌に直接、ふつうの布パンツ
- その上から、トイレトレーニング用パンツを重ねばき
この“二重ばき”スタイルが、外出時にも家の中でもちょうどよく、今の息子に合っていると感じています。
ちなみに、幼稚園へ行くときは布パンツだけです。
なぜ“二重ばき”?わが家のリアルな対策
トイトレ用パンツには、防水性や厚みがあり、おしっこを吸収してくれるタイプが多いですよね。
でも、それ1枚だけでは「出ちゃったときの不快感」がわかりにくいというデメリットもあります。
逆に布パンツ1枚だと感覚はわかりやすいけれど、ズボンまでびしょびしょになる可能性が高い。
そこで、わが家ではこの二重ばきにたどりつきました。
- 濡れた感覚を残しつつ、服の被害を最小限に
- 念のための対策になるので、親も心にゆとりが持てる
- 外出先でも、着替えの回数がぐっと減る
特に移動中やお出かけのとき、ズボンまで濡れてしまうと大変ですが、トイトレ用パンツを重ねていれば被害はパンツだけで済むことがほとんどです。
「トイトレ用パンツは不要」説へのわが家の答え
「トイトレ用パンツは濡れた感覚がわかりにくいから使わない」
という意見もあります。
でも、わが家のように布パンツ+トレパンの重ねばきなら、その感覚も補いつつ安心感もアップ。
すべての子に合うとは限らないけれど、「ちょっと心配だけど、オムツには戻したくない」そんなご家庭には、一度試してみてほしい方法です。
④ペットシーツ|車移動の“うっかり”対策に
トイトレ完了期の外出で、意外と盲点なのが「車の中でのお昼寝」です。
3歳半ごろにはほとんど昼寝をしなくなっていた息子ですが、遊び疲れた日は、予想外に車でぐっすり寝てしまうこともありました。
ある夏の日、公園でたっぷり遊んだ帰り道。
トイレをすませて車に乗り、水分も多めにとっていた日でした。
30分くらいのお昼寝なら大丈夫かな」と思っていたら…
到着直後に「でちゃった〜」のひと言。
チャイルドシートを解体して、丸ごと大掃除をしました…。
そんな経験から、わが家では車にペットシーツを常備するようになりました。
お昼寝してしまったら、息子を起こさずにチャイルドシートと体の間にペットシーツをすべりこませるだけ。
これだけで、もしものときもチャイルドシートが濡れるのを防げます。
もちろん、毎回出番があるわけではありませんが、「安心して外出できるお守り」として、わが家にとって欠かせないアイテムになっています。
トイトレ完了期に気をつけたい!わが家の失敗談から学んだこと
トイトレを始めたばかりの3歳半ころは、いつ漏らしてもいいように、近所を散歩したり、公園に行ったりする程度の短い外出だけにしていました。
少しずつトイレに慣れ、「そろそろ完了かな?」と思いはじめたある日。
家族で少し遠くまでお出かけする予定があり、「失敗すると大変だから」とオムツを履かせて出かけたんです。
オムツに戻したことで、まさかの混乱
その日は、実際に1度だけトイレに間に合わなかったことがあり、私は「やっぱりオムツにしておいてよかった」と思いました。
ところが、その翌日から急にもらす回数が増え、なんと1日で3回も失敗。
もうほとんどもらすこともなかったのに、どうして突然…?
順調だったトイトレが突然後退してしまいました。
息子にとっては、「パンツ=トイレでおしっこ」「オムツ=してもいい」がちゃんと区別できていたのに、オムツに戻したことで混乱してしまったようです。
せっかく積み重ねてきたものが崩れた気がして、私自身も落ち込んでしまいました。
外出でオムツを使うときの判断ポイント
もちろん、トイトレ初期で親のストレスが大きいときは、オムツに頼るのも一つの選択だと思います。
でも、ある程度トイレに慣れてきた子にとっては、「今日はパンツ」「今日はオムツ」など日によって対応が変わることが混乱のもとになるかもしれません。
その経験をふまえ、わが家では、
- パッドやトレパンで安心感をプラスしながら、
- 基本は布パンツで外出
という方法に落ち着きました。
外出中の“おもらし”を防ぐ!3歳児ママが実践している5つの工夫
トイトレ完了期のお出かけでは、「もらしても大丈夫な準備」をしつつも、やっぱり“もらさない”のがいちばんですよね。
わが家では、外出先でのおもらしを防ぐために、事前の工夫や声かけなど、できる限りの対策をしています。
ここでは、わたしが実際に意識している「外出先でもらさないための5つの工夫」をご紹介します。
①お出かけ前のトイレは“習慣化”がカギ
「トイレいや〜!」と言われることも多かった3歳のイヤイヤ期。
それでも「おでかけ前のトイレ」は絶対ルールにしていました。
おすすめなのが、“トイレに行くのは当たり前”という前提で2択を提示する声かけです。
たとえば…
- 「ママとあなた、どっちが先に行く?」
- 「トイレまでお馬さんで行く?それともウサギさん?」
こうすると、“自分で選んだ”という満足感があり、すんなり動いてくれることが増えました。
また、「トイレに行ってからじゃないとお出かけできないから、ママは待ってるね」
と伝えることで、子どものペースも尊重しながら、行動を促すことができました。
タイマーをセットして、「あと10分遊んだらトイレにいこうね」と声をかけると、
自分で切り替えていける場面が増えました。
②服選びでトイレ成功率アップ|脱ぎやすいズボンが安心
外出時は、ウエストがゴムで伸び縮みしやすく、すぐに脱げるズボンを選ぶのがおすすめです。
ボタンやファスナーがあるズボン、ウエストがきつめのデザインは、トイレのタイミングに間に合わない原因にもなりかねません。
実際に、わが家でもちょっとした失敗がありました。
ある日、少し遠出する予定があり、「今日はおめかししよう」と、いつもとは違うズボンを履かせておでかけしたのですが…
そのズボンは見た目はかわいくても、ウエストがややきつめ。
いつものようにスムーズに脱げなかったことで、息子はトイレのたびにモタモタしてしまい、だんだん機嫌が悪くなってしまいました。
ついには「もうトイレ行きたくない!」と外出先でイヤイヤされる事態に。
この経験から、「おしゃれよりも脱ぎやすさ重視!」と心に決めました。
おでかけの日こそ、子どもが自分で脱ぎ着できてストレスのない服選びが大切だと実感しています。
③まず確認!外出先のトイレの場所をチェック
外出先に着いたら、まず最初にトイレの場所を確認するのがわが家のルールです。
ショッピングモールのようにトイレが複数ある場所ではあまり困ることはありませんが、広い公園やイベント会場では、トイレが遠くて焦る場面も。
たとえば、公園で遊び始めてから「トイレ行きたい!」と言われても、そこからダッシュして間に合うとは限りません。
そのため、到着したらまずは「いちばん近いトイレがどこにあるか」をチェック。
そのうえで、
- 遊び場に行く前にトイレをすませておく
- ごはんのタイミングや水分補給のあとに声かけする
など、動線を考えた声かけや誘導を意識しています。
あらかじめ場所がわかっていれば、いざというときも焦らず行動できるので、ママも子どもも安心ですよ。
④「早めに教えてね」の声かけでトラブル回避
土日や休日にショッピングモールや博物館へ行くと、トイレが混んでいて並ぶこともしばしばありますよね。
そんな日は出発前や移動中に、息子にこう声をかけています。
「今日は人がたくさんいるから、トイレも並んでるかもしれないよ。
行きたくなったらすぐじゃなくて“ちょっと前”に教えてね。」
3歳ごろは、尿意の感覚がまだあいまいで、「行きたい!」と思ったときにはすでにギリギリ…という場面が少なくありませんでした。
でも、毎回の声かけを続けるうちに、「早めにトイレに行く」ことを少しずつ意識できるように。
現在4歳の息子は、「そろそろ行きたくなりそう」と自分から言ってくれることも増え、混雑していても落ち着いて並んで待てるようになりました。
最初はうまくいかなくても、声かけの積み重ねが習慣につながると感じています。
⑤遊ぶ前・食後・帰る前は“トイレタイム”をルーティン化
「トイレに行きたいときは、早めに教えてね」と声かけをしていても、トイトレ完了期の子どもはまだ、自分の感覚に気づくのがむずかしいことも多いです。
そのため、ある程度は親がトイレのタイミングをリードしてあげるようにしていました。
とくにトイレに行くようにしていたのは、以下の3つのタイミングです。
- 遊ぶ前(遊びに夢中になるとトイレを忘れがち)
- 食後(食事で水分をとったあと)
- 帰る前(帰りの車や電車で寝てしまう可能性があるとき)
また、当日のスケジュールがある程度見えている場合は、出発前に「今日はここでトイレに行こうね」と事前に伝えておくと、子どもも心の準備ができてスムーズに動けます。
たとえば…「着いたら遊ぶ前にトイレ、ごはんのあとにトイレ、帰る前にも行こうね」と軽く予定を共有。
トイレを“習慣の一部”にすることで、イヤイヤ期でもトラブルが起きにくくなり、親子で安心しておでかけできるようになります。
お出かけ前の準備も、バタバタせずに済むよう工夫しています。
【まとめ】トイトレ完了期の外出は「ちょっとした備え」で乗り切れる
トイトレが進んでくると、「もうオムツはいらないかも」と思いたくなりますが、外出先での失敗がまだまだ心配なタイミングでもあります。
でも、今回ご紹介したように「ちょっとした備え」と「習慣づけ」があれば、外出先でも落ち着いて対応できます。
わが家では以下の4つのアイテムが大活躍しました。
①衛生的で持ち運びしやすい折りたたみ補助便座
②いざというとき安心なトイトレ用パッド
③洗濯や着替えの手間を減らせるパンツの二重ばき
④車移動やお昼寝対策に便利なペットシーツ
これらは「失敗をゼロにするため」ではなく、失敗しても親も子も落ち着いて対応できるための備え。
実際にわたしも、必要なアイテムをそろえたり、声かけやタイミングの工夫をすることで、息子とのお出かけがグンと楽になりました。
トイトレ完了期のママ・パパの外出が、少しでも安心して楽しいものになりますように。
年少さんの困りごとを解決する記事を書いています!






コメント