「子どもに読書好きになってほしいのに、絵本に見向きもしない…」
「読書好きな子に育てたいけれど、家庭でどんな工夫をすればいいの?」
そんな悩みを感じている年少さんのママ・パパに向けて、わが家で実際に試して効果のあった方法をまとめました。
わたし自身、読み聞かせをしても息子はあまり興味を示さず、絵本に集中してくれないことも多くありました。
けれど、ある4つの工夫を取り入れたことで、少しずつ絵本を楽しめるように。
今では「つぎはこれ読んで!」と自分から絵本を持ってくるほど、絵本好きになりました。
絵本を通じて語彙が増えてきたことで、「○○がいやだった」「こうしたい」など、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになり、以前より癇癪も落ちついてきたと感じています。
この記事では、0〜4歳の子が絵本を好きになるための、わが家で実践してよかった4つの工夫をご紹介します。
どれもすぐに取り入れやすい内容なので、子どもとの絵本タイムをもっと楽しみたい方のヒントになればうれしいです。
年少さんが絵本好きになった!わが家で試した4つの工夫【0〜4歳体験談】
わたしは年間2000冊以上の読み聞かせをしています。
「そんなにたくさん!?」と思われるかもしれませんが、365日でわれば、1日5〜6冊ほど。
寝かしつけの時間などに読み聞かせの習慣があれば、意外と無理なく続けられます。
そんな中で見つけた、子どもが自然と絵本を好きになる4つの工夫をご紹介します。
- スキンシップの延長として絵本タイムをとらえる
- 絵本を寝る前のルーティンにする
- 絵本好きになる環境を整えるコツ【わが家の実例】
- 親が楽しそうに本を読む姿を見せる
①スキンシップの延長として絵本タイムをとらえる
わが家では、息子が0歳のころから絵本の読み聞かせを習慣にしてきました。
この時期に選んでいたのは、「ぐるぐる」「ころころ」など音やリズム感が楽しい絵本が中心です。
読み聞かせの目的は「絵本を読むこと」そのものではなく、親子のスキンシップをとること。
膝のうえに座らせたり、ぴったり寄りそって座ったりして、
絵本の時間=安心して甘えられる特別な時間
になるよう意識していました。
子どもにとって「ママに抱っこされながら、やさしい声で読んでもらう時間」は、何よりも心地よいもの。
その経験を重ねることで、「絵本=幸せなもの」と自然に思えるようになります。
また、小さいうちは最後までじっと聞くのがむずかしいこともあります。
息子も読み終わっていないのにつぎつぎページをめくったり、途中で遊びはじめてしまうこともありました。
でも、途中でどこかに行ってしまっても気にせずに、そのまま読み聞かせを続けましょう。
遊び始めていても、耳はしっかりこちらを向いていることも多いからです。
「ちゃんと聞いてくれない」「最後まで読まなきゃ」と気負わず、
親子でリラックスしながら楽しむことが、絵本好きへの第一歩になります。
②年少さんの寝かしつけに!絵本を夜のルーティンに
息子が2歳直前で卒乳したのをきっかけに、わが家では絵本の読み聞かせを“寝る前のルーティン”にしました。
わが家では、夜の支度がすべて終わったら「絵本タイム」がはじまるのが日課。
息子もこの流れを覚えていて、「早く準備しないと読めなくなっちゃうよ~」と声をかけると、トイレや着替えを自分から進んでやってくれることが増えました。
眠るまえにおだやかな声で読み聞かせをすることで、子どもの心も落ち着き、スムーズに眠りにつきやすくなります。
「今日はどれを読もうかな?」と絵本を選ぶ時間も、最近の息子の興味が見えてきておもしろいです。
親子にとって、大切なふれあいの時間です。
③絵本好きになる環境を整えるコツ【わが家の実例】
絵本が好きになるには、「いつでも手に取れる」「自分で選べる」環境づくりがとても大切です。
わが家では、以下の2つを意識しています。
- 子どもが自分で絵本を選びやすい棚にすること
- 絵本を定期的に入れ替えること
表紙が見える絵本棚を選んで、自分で選べる工夫を
絵本棚は、子どもが表紙を見て選べるタイプを選びました。
タイトルよりも絵で選ぶことが多い年齢なので、背表紙が並んだ本棚よりも、表紙が見えるように並べられる棚の方が断然おすすめです。
わたしは楽天で購入しましたが、「絵本棚 表紙が見える」などで検索するといろいろなタイプが出てきますよ。
遊びスペースのすぐ近くに棚を置き、いつでも好きなときに絵本を手に取れるようにしています。
息子は元気なときは、ブロックや線路のおもちゃで遊ぶことが多いのですが、疲れたり眠くなってくると、よく絵本を手に取ります。
パラパラとページをめくってながめたり、覚えているところを声に出して読んだりして、ゆったりとした時間をすごしています。
2週間ごとに入れ替えて“飽き防止”&季節感をプラス
わが家では、2週間〜3週間ごとに絵本のラインナップを見直して入れ替えています。
春はピクニックやいちご狩りの絵本、夏は海やお祭り、秋はハロウィンやさつまいも掘り、冬はクリスマスや雪の本など、季節や行事に合わせた絵本を選ぶようにしています。
子どもにとって身近な体験やイベントとリンクすることで、絵本の世界にもぐんと入り込みやすくなるんです。
「次はどんな絵本が棚にあるかな?」と子ども自身も楽しみにしているようで、入れ替えるたびに新鮮な反応が見られます。
クリスマスの時期に毎年出すお気に入りの絵本があるのですが、
それを見た息子は、「もうすぐクリスマスなんだね〜」と、3歳なりにしみじみと季節を感じているようです。
読み聞かせを通して、行事や季節の変化を楽しめるのも、絵本のすてきなところですよね。
小さな子どもは「飽きる」ことも早いですが、「ハマる」と繰り返し読みたがるのも特徴。
お気に入りの本は残しつつ、新しい絵本を3〜5冊程度加えるくらいの“プチ入れ替え”が無理なく続けられておすすめです。
④親が楽しそうに本を読む姿を見せる
「子どもは親の“言うこと”は聞かないけれど、親の“すること”を真似る」という言葉があります。
ほんとうに、子どもは大人の姿をよく見て、行動をまねしていますよね。
絵本を読んでほしいなら、まずは親自身が本を楽しむ姿を見せることが大切。
本が身近にある家庭環境をつくることで、自然と「本っておもしろい」と思えるようになります。
わたし自身も読書が好きなので、たとえば…
- 子どもがおやつを食べているあいだ
- ドライヤーをかけている時間
など、ちょっとしたスキマ時間に読書する習慣を心がけています。
最近は、調べものや手続き、息抜きまでもスマホで完結できる時代。
そのぶん、子どもにとっては「親がスマホをずっとさわっている姿」が日常になりがちです。
結果、スマホが当たり前の存在=子どももスマホをまねしたがるという流れに。
だからこそ、わが家では「スキマ時間=スマホ」ではなく、
「スキマ時間=本を読む姿」を見せることを意識しています。
子どもにとっては「親がどんなふうに過ごしているか」が最大のお手本。
楽しそうに読書している大人の姿が、“本っていいものだ”という意識につながっていきます。
年少さん向け絵本を選ぶ2つのポイント
子どものために絵本を選ぶ生活を続けて4年。
わたしなりに気づいた、絵本選びのポイントは2つあります。
子どもの体験や関心とリンクする絵本を選ぶ
絵本選びのポイントは、「その子のいま」に寄りそうこと。
わが家では、そのときどきの体験や関心ごとに合わせて絵本を選んでいます。
たとえば、
- 春:ピクニック・お花見・虫がテーマの絵本
- 夏:海やお祭り、台風など季節の自然現象
- 秋:ハロウィン・おいもほり・野菜や畑のお話
- 冬:クリスマス・お正月・雪の絵本など
- 牧場に行く前に → 牛や動物が出てくる絵本
- 水族館に行ったら → 魚や海の生きものの本
- 誕生日の前に → お誕生日にまつわる絵本
- 動物園のあとに → キリンやゾウなど実際に見た動物の絵本
そのときの体験と重ねられると、子どもも「あ!これこの前見たやつ!」と食いつきが違います。
最近は「船」と「恐竜」がブームなので、それに関連する絵本をよく借りています。
恐竜の名前や特徴は、もうわたしより息子のほうがずっと詳しいです。
子どもの関心に合わせた絵本は、子どもの集中力や記憶への定着もぜんぜんちがうと感じています。
迷ったら図書館の司書さんに相談するのがいちばん!
わたしは図書館でよく司書さんに相談しています。
ネットや書店では出会えない「ピッタリの1冊」に出会える確率が高いんです。
たとえば牧場に行く予定があったとき、
「牧場に行く前に読める本はありますか?」と聞いたら、すすめられたのが 『ぼくじょうにきてね』。
写真がメインの絵本で、児童書の「産業コーナー」にあり、
自力ではまず見つけられなかった本ですが、これが大ヒット!
牧場のお手伝いをしている小さな兄妹が主人公のおはなしです。
牧場で何をしているのかを知ることができ、食育にもつながりますし、息子も興味津々でした。
また、誕生日絵本を相談したときは『あくたれアルフのたんじょうび』を紹介されました。
個性的な絵で私はスルーしていた本でしたが、息子はドハマり!
「大人の好みと子どもの好みは違うな〜」と気づいたきっかけでした。
私はいつも、
「来週海に行くんですが、おすすめはありますか」
「幼稚園に行くのが楽しみになる本は?」
など、具体的に相談しています。
親だけで選ぶより、選択肢がぐんと広がるのでオススメです!
4歳息子の“ちいさな成長レポート”
絵本を日常に取り入れたことで、実際に感じた4つの変化をご紹介します。
語彙力がぐんと伸びた
親としておどろいたのは、スノードームを見た当時2歳の息子が
「雪が、はらはら降っているね」
と言ったこと。
なんてうつくしい日本語なの!
と、わたしの語彙では出てこなかった表現に驚きつつ、「絵本の言葉が育ってる」と実感しました。
半分寝ながら読み聞かせをしている日もありますが、毎日の絵本タイムは、やっぱり宝物です。
ことばで伝えられるから、癇癪が減った
2〜3歳の癇癪の多い時期も、「ことばで伝える力」が育っていたことで、大きなトラブルはほとんどなし。
たとえば、こんなふうに教えてくれます。
「ぼくはこうしたかったのに、ママがちがうことして、いやだったの」
泣くことはあっても、自分の気持ちを伝える方法を知っているため、癇癪をおこしたり泣き叫ぶことはめったにありません。
言葉は「気持ちを守る力」にもなるのだと実感しています。
それでも幼稚園から帰宅後など、疲れたり眠かったりするときは、癇癪をおこすこともあります。
そんなときの対処法は、こちらの記事で解説しています。
絵本タイムが情緒の安定につながった
わが家では、絵本タイム=スキンシップの時間。
安心感があるようで、疲れた日や不安なときによく「絵本読んで〜」とリクエストされます。
気分転換にもなるし、ママの声で気持ちが落ち着くみたいです。
幼稚園でおきたおともだちとのケンカや困りごとを話してくれるのも、たいてい絵本タイムです。
それまでは「明日幼稚園やだ〜」とぐずぐずしていても、
今日あったことを話して、お気に入りの絵本を読むと、すんなり寝て行く日がほとんど。
息子にとっては、読み聞かせが「自分が落ち着く方法」の選択肢のひとつになっているようです。
歯みがきや寝る準備がスムーズになった!
イヤイヤ期まっさかりの2歳、歯磨きがとにかく大変でした。
でもある日、絵本やお話が好きな息子に、なんとなく「恐竜が出てくるお話」をしてみたら、これがびっくりするほど効果バツグン!
即興のおはなしをしながら磨くと、すぐごろんしてくれるようになりました。
年少さんの今ではお話のネタがたりなくなってしまい、ももたろうやかぐや姫のオマージュや、ときにはChatGPTにもお話を作ってもらっています。
さらに、わが家では「19時半までにお布団に入れたら、絵本を10冊読む」という約束があるので、息子は毎晩の絵本タイムを楽しみに、寝る支度もはりきって進めてくれます。
たとえば、
「絵本読む時間、なくなっちゃうよ〜!」
と声をかけるだけで、スムーズに準備が進むように。
「早くパジャマ着て!」
「いつまでも遊んでないで、歯磨きするよ!」
と怒らずにすむようになり、寝かしつけのストレスもぐんと減りました。
なぜ絵本好きにしたかったのか
わたし自身、読書がすきです。
幼少期は学校や家庭でつらいことがあっても、本の世界に没入すれば幸せな気持ちになれました。
育児中も、寝不足で大人と話せない孤独な日々のなか、本がわたしを支えてくれました。
読書が趣味になると、お金もかからず、場所もえらばず、人生が豊かになります。
偉人や専門家の考え方にふれられるのも読書の魅力のひとつ。
だからこそ、本を読める力は、その子の人生を豊かにすると信じています。
年少の今、息子は絵本が好きですが、成長してからも本が好きなままかはわかりません。
それでも、環境だけは整えてあげたい。本のたのしさを伝えたい。そう思っています。
まとめ:年少さんと楽しむ絵本習慣|わが家の4つの工夫まとめ
- スキンシップの延長として絵本タイムをとらえる
- 絵本を寝る前のルーティンにする
- 絵本好きになる環境を整えるコツ【わが家の実例】
- 親が楽しそうに本を読む姿を見せる
絵本を通して、語彙力が育ち、気持ちを言葉で伝える力も少しずつ育ってきました。
そのおかげで、「○○がいやだった」「こうしたい」など、息子が自分の気持ちを伝えられるようになり、以前より癇癪も落ちついてきたと感じています。
ご紹介した4つの工夫は、どれもすぐに取り入れられる方法ばかりです。
「うちの子は絵本にあまり興味がないかも…」と感じている方も、まずはお子さんと一緒に、図書館で絵本を5冊選んでみるところから始めてみてください。
小さなきっかけが、絵本好きへの第一歩になるかもしれません。
絵本の時間が、親子にとってほっとできるひとときになりますように。
絵本を通じて自分の気持ちを言葉にできるようになってくると、癇癪が減ったように感じています。
▼癇癪への具体的な声かけやサポート法については、こちらの記事にまとめています。



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